寒い冬の夜、布団に入っても部屋の冷気でなかなか眠れない経験はありませんか?室温が下がる季節になると、多くの人が「寒い部屋で寝ても大丈夫なのか」「暖房をつけっぱなしにすべきか」といった悩みを抱えます。
本記事では、寒い部屋で寝ることの影響から理想的な室温設定、そして冬の寝室を快適にする具体的な対策まで、快適な睡眠を実現するために知っておきたい情報を詳しく解説します。ぜひ最後までお読みください。
寒い部屋での睡眠が体に与える影響
寒い部屋で寝ることには様々な影響があります。ここでは、寒い部屋での睡眠が身体に与える影響について理解していきましょう。
睡眠の質への影響
寒い部屋では、体温調整が難しくなるため、睡眠の質が低下することがあります。
具体的に言うと、入眠中の深部体温が下がらず、熟睡できない可能性があります。また、体が冷えることで目が覚め、再び眠りにつきにくくなることがあります。
免疫力への影響
寒い部屋で睡眠をとることは、免疫システムにも影響を及ぼす可能性があります。
体温が低下すると、血流が悪くなり、免疫細胞が全身に循環しにくくなります。結果として、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかるリスクが増加することにつながります。
ヒートショックのリスク
寒い部屋での睡眠は、ヒートショックのリスクを高める要因にもなります。これは、電気毛布などで温めた布団から出て寒いトイレに行く際に、急激な温度変化が生じることから起こります。特に高齢者にとっては、心筋梗塞や脳卒中のリスクが増加するため注意が必要です。
心理的な影響
寒さは身体に及ぼす影響だけでなく、心理面でも負担をかけることがあります。寒い寝室で過ごすことは、以下のような心理的ストレスを引き起こす可能性があります。
- 不安感の増加:寒さが身体に不快感を与えることで、リラックスできず、心地よい眠りを妨げます。
- ストレスの蓄積:睡眠の質が低下することで、日中のパフォーマンスに悪影響が出ることも。これが仕事や人間関係に対するストレスを引き起こすことがあります。

快適な睡眠のための理想的な温湿度とは
寒い冬は、適切な室温管理が重要だということ理解できたのではないでしょうか。では、適切な温度はどのくらいだと思いますか。ここでは理想的な室温と湿度を学んでいきましょう。
理想的な室温度とは
そもそも、質の高い睡眠をとるためには、深部体温をスムーズに低下させることが重要です。
寒すぎても暑すぎても、手足の熱放散がうまくいかず、深部体温は低下しないために深い睡眠をとることができません。
冬場の寝室で目指すべき室温は、18〜20℃と言われています。
18℃未満では、深部体温の低下が妨げられ、寝つきが悪くなったり、寒さで目が覚めてしまう可能性があります。
湿度管理の重要性
温度だけでなく、湿度も快適な睡眠において重要です。理想的な湿度は40〜50%で、これにより体感温度が調整され、呼吸もしやすくなります。冬の乾燥した空気は、湿度を下げてしまうため、加湿器などを使用して湿度を保ちましょう。
加湿器が手元にない場合は、濡れたタオルを部屋に干すと、湿度が向上します。
就寝時の暖房設定
就寝中は暖房をつけっぱなしにした方が良いのか?気になるところだと思いますが、暖房は切って眠ることをおすすめします。理由は快眠のポイントにもある、身体の熱を上手く逃がすためです。
就寝前に、23℃以上の設定で寝室を暖めておき、就寝時は暖房を切ります。気密性のよい部屋であれば、温度が下がりすぎることはありません。
気密性が低く、温度を保てない場合は18〜20℃程度の設定で、暖房を入れたまま寝ます。
快適な睡眠のための室温は、一日の疲れを癒すための重要な条件の一つです。これらのポイントを押さえて、寒い季節でも心地よい眠りを確保しましょう。
冬の寝室を快適にする具体的な対策方法
寒い冬の夜に良質な睡眠を得るためには、寒い部屋で寝る際の効果的な対策が必要です。ここでは、冬に快適に眠るための具体的なアイデアをお伝えします。
寝室の断熱対策
窓の隙間をしっかりと封じる
冬の寒い部屋での冷気を防ぐために、窓周りの隙間をしっかりと封じることが不可欠です。隙間テープを利用して、冷たい外気の侵入を防ぎましょう。
断熱シートを取り入れる
窓や床、壁に断熱シートを使用することで、冷気の侵入をさらに効果的に防ぐことができます。特に賃貸物件にお住まいの方には、はがしやすいタイプのシートが便利です。
カーテンの見直し
寒い部屋で快適に寝るためには、冬用や厚手のカーテンへの変更が重要です。薄いカーテンでは冷気が入りやすいため、しっかりした厚みのあるカーテンに変えることをおすすめします。さらに、カーテンの丈を長めに設定すれば、床からの冷気もシャットアウトできます。
冬用の寝具を選ぼう
おすすめは、冬用の敷きパッドを使用することです。お布団に入った時のひんやり感がなくなり、入眠しやすくなります。たくさんの冬用の商品があるので、肌触りなど好みのものを探してみてください。値段は張りますが、吸放湿性が高いウールなどの天然素材もおすすめです。
寒い冬、睡眠時に靴下を履く方もいらっしゃいますが、良い睡眠のためには逆効果です。靴下を履いたまま寝ると、足からの放熱がスムーズにいかず、深部体温の低下を阻害してしまいます。寝るまでは靴下を履き、お布団に入る時は靴下を脱ぐようにしてみましょう。
まとめ
冬の寒い部屋で良質な睡眠を得るためには、適切な湿温度の管理と寝室の温度変化への対策が重要です。寒すぎても暑すぎても睡眠の質は下がるため、理想的な18~20℃を保つことが肝心です。
また、窓の断熱や加湿器の活用など、様々な対策を組み合わせることで、寒い環境の中でもリラックスした睡眠が得られます。
これらの対策を実践し、自分に合った最適な睡眠環境を整えることが、健康的な冬の生活を送るためのカギとなります。
